英語の習得は、英単語を覚えれば覚えるほど上達します。
そして、英語学習に欠かせないことが辞書を使うことです。
わからない英単語があれば、興味を持って自分から調べるられる子供は、間違いなく伸びます。
しかし、現実は就学前の子供にわからない単語を辞書で調べさせるのは大変です。
もし英単語を子供が自然に覚えられる学習法があれば、子供の宿題に付き合う親の私の負担は軽くなります。
今回は、そんな悩みを解決してくれそうな【アルクの2000語えいご絵じてん】を紹介します。
未就学児でも遊びながら2000語が覚えられる絵と音声が楽しいオモチャのような辞典です。
1ヶ月間、アルクから教材を借りて息子に学習させた体験談を紹介します。
Contents
保育園の英語クラスで英語が全くできなかった息子
私の5歳の息子は、無認可の保育園で3歳と4歳の頃に英語クラスを受講していました。
3歳児クラスは40分、4歳は50分のクラスでしたが、息子は英語レッスンで完全に落ちこぼれていました。
毎週、自宅学習用に英語の宿題が出されましたが、これは親子共に終わらせるのに非常にストレスが溜まりました。
アルファベットの書き方から始まり、英単語を書く練習をするのですが、そもそも息子は英単語を覚えることが苦手です。
教室で英語を耳から聞いて何となくリピートできても、文字で単語を書くとなれば全く違います。
やる気もないので、宿題で練習する英単語も何度教えても全く覚えないし書けませんでした。
「アルクの2000語えいご絵じてん」とは?
親の悩みを解決してくれそうなアルクの教材は、市販の教材のようにお手頃価格ではありません。
| 4歳~12歳 |
| 14,876円【税込、国内送料無料】 |
| A4判、(29.7×21cm、208ページ)1冊 |
| A4判、(29.7×21cm、56ページ)1冊 |
| 全長約16cm(電池込約80グラム)1本 |
| 単4×2本(装着済み) |
自宅で使うより、プレゼント用に購入する人も多いようです。
★詳しくはアルク公式サイト>>アルク2000語えいご絵辞典
音声が出ないなどの機械の故障に対応する製品サポートもあるので安心です。
タッチペンの操作で音声が出ることに息子は興味をもつ
最初に教材を使い始めた時は、息子は単語学習には、それほど興味を持ちませんでした。
しかし、自分がタッチペンを操作して、好きな絵に押し当てると音声が出るので、そのことに強く興味をもち遊びながら使っていました。
ちなみに音声は発音だけではありません。
歌や日本語などの音声も聞くことができます。
そして、学習の食いつきが良かったのは、食べ物や宇宙のページです。
やはり自分の好きな物や興味のある単語は自主的に覚えようとします。
英語も興味がある内容で学習させないと効果が上がらないと感じました。
「アルク2000語えいご絵じてん」が英語嫌いの息子に受け入れられた理由
私の場合は、子供が興味を持って自主的に英語学習をしないことが悩みでした。
最初からつまずいていたので、この辞典が好きになるかも心配でした。
興味を持って英語に親しめる子供ならば問題はありません。
しかし、我が家の場合は、英語の学習を強要すると息子は英語自体も嫌いになりそうでした。
宿題のテキストを見ただけで「これやりたくない。嫌い。英語辞めたい」と顔をしかめていました。
ただ、今回のアルクの場合は、息子の英語アレルギーは出ませんでした。
そもそも英語を勉強する教材と認識していないようでした。
まず音が出ることが、今まで使っていた英語の教材と違います。
タッチペンで遊びながら覚えられるので、息子は新しいオモチャが家にきた感覚でした。
そしてビジュアル重視も幸いしました。
フルカラーでイラストと連動して単語が覚えられます。
特徴をまとめると
- 黄色タッチペンをかざすと音声が出て、面白い
- イラストが楽しいので物語のように覚えられる
- 歌やチャンスもあり耳で覚える学習が中心。
- 英文を書く作業がないので気楽
息子も私もお気に入りだったのは、細部まで細かく描かれたクオリティの高いイラストです。
カラフルなページが私達の心をとらえました。
下記が数の英単語を教えるページです。
数字を教えるだけでも動物や虫が多く登場し、物語ができそうです。
これだけ絵が沢山使われていれば、子供が好むのもわかる気がします。
アメリカを舞台にした英語圏の日常生活、洋服遊び、動物園、遊園地、世界の国や宇宙など、子供の想像力をかきたてるシーンが、63も用意されています。
「アルクえいご絵じてん」で楽しめる使い方をまとめると
- 英語の辞書として使える
- 絵そのものの情景を楽しむ
- チャンツとして英語のリズムを楽しむ
- 絵探しをする
- 数、色、形、大きさについて話す
子供の教材と思って、知っていることばかりと思いますが知らない英単語もありました。
親の私の方が、一緒に見ていて勉強になります。
親が子供に使わせやすい点は、自分も教えやすいことです。
- 巻末には英語→日本語、日本語→英語、両方の索引があって調べやすい
- 目次がみやすく、全体像が把握しやすい
- 英語の歌や質問など、教え方が確立しているので誰でもできる
この教材は子供用の学習に使うだけでなく、児童英語教師になりたい人にもおすすめです。
★詳しくはアルク公式サイト>>アルク2000語えいご絵辞典
使い方と日本語の解説も充実。英語が苦手な親でも簡単に使いこなせる
まず心配なのは、いきなり英語の絵じてんを親子共に使いこなすことができるかどうかです。
目的が辞典で2000語を習得させるだけあり、内容が盛り沢山な教材です。
そんな人の為に教材を初めて使用する人向けに丁寧な解説をしたページがあります。
文字が多いですが、全部を丁寧に読めば使い方がわかります。
ただ、私は面倒だったので全部は読みませんでしたが、タッチペンだけなので使い方はわかりました。
そして、英語の発音だけでなく日本語の意味も耳で聞きたい場合にも対応しています。
イラストの下段に数字が並んでいますが、数字にタッチペンを当てると、ここから日本語の意味が音声で読み上げられます。
英語の意味がわからなくても、日本語を聞くと意味がわかります。
学校を卒業後、英語のブランクが長い苦手意識が強い親でも安心して使えます。
英語の歌、単語探しやキャラクターのセリフなど音声機能が充実
各左ページの上にはタッチするだけで英語の音声が流れる記号があります。
(ピンク枠で囲った部分)
例えば、音符マークにタッチペンを当てると音楽が流れます。
この場合は、動物園に関する楽しい歌が流れます。
笑っているような顔マークにタッチペンを当てると次はキャラクターのセリフが流れます。
歌の歌詞で出てきた動物はどれか?
どの動物が好きか?
子供に質問することで、想像力と思考力も身につきます。
ストーリーに出てくる単語を音声で聞き取り、口に出して発音することで、より多くの英単語を覚えることができます。
体験動画はこちら>>> アルク2000語えいご絵辞典
単に英単語を覚えるだけでなく文化も学べる
アルクはヒアリングマラソンが有名ですが、長年の英語教材では実績がある老舗です。
よって英語力も身につけることだけでなく、コンテンツの充実にも力を入れています。
日本の伝統行事についても学ベルのもこの辞書の良い面です。
月の英単語を覚えるだけでなく、その月で行われる伝統行事や自国の文化についても英語で学べます。
真の国際人は、自国の文化についても教養があることが大切です。
アルクは、英語学習をする目的や本質をとらえています。
日本だけでなく、アメリカ人家庭の日常生活を題材にしたページもあります。
キッチンの絵を見ていると日本の家庭と同じ道具が使われていたりするなど、子供も異文化に対して親しみを覚えます。
目次も見やすく分野ごとに色分けされている
そして、誰が見てもわかりやすいように目次もカラフルに分野ごとに色分けされるなど細かい配慮があります。
取り上げられているトピックも幅広いです。
最初はアルファベットから始まり、色、形、数字など基本的な単語を覚えます。
家、教室、街の中など様々な場面で使う英単語が登場します。
学習を始める前に、えいご絵じてんの全体像を掴むことができます。
【アルクのえいご絵じてん】を使うデメリットと注意点
至れり尽くせりの教材のようですが、私が使っていて気になった点をあげてみます。
最初は良かったのですが、そのうち飽きてきた息子の反応も気になりました。
タッチペンの動かし方によっては音声が出ない
丁寧な解説書も同封されているので、ほとんどの人は直ぐに使えると思います。
しかし、我が家の場合は、息子がペンをなぞるのが早すぎたした為か?
最初はタッチペンから音声が出ませんでした。
使う時は下記に注意してください
- タッチペンを早く動かさない
- 英単語の部分をタッチペンで強く押しすぎない(故障の原因になる)
最初は故障だと勘違いして返品しようかとも思いましたが、説明書通りに丁寧に扱っていると音声が出ました。
最初は音が出なくても、何度かゆっくりとタッチペンの先を文字や記号に当ててください。
もっと年齢が幼い子供は、タッチペンを適切に操作でできるかわかりません。
親が一緒にやる必要がありそうです。
このペンは充電式ではなく単4電池×2本で動きます。
電池の変えが必要ない充電式で使えるタイプの方が便利だと感じました。
また、電池を変える時もビスで開けないといけないのも面倒です。
5歳以上になれば、誤って電池を飲み込むことはないと思います。
ここまで厳重に事故防止の必要があるか?疑問です。
ただ、ここまで電池飲み込み防止対策をしてくれると、4歳以下の子供に触らせていても安心です。
音声の英語だけでは一方通行、息子は途中で飽きてしまった
借りていたのは短い期間でしたが、息子も興味があるページの単語は40個以上は覚えました。
しかし、最初の頃はタッチペンで音が出るのが面白いので集中していましたが、途中から飽きてしまいました。
そのうち親が一緒に楽しむように遊ばないと英単語も覚えたがらなくなりました。
私が一緒に歌を歌ったり、クイズのように子供に問いかけをすると遊んでもらっていると感じるのか喜んでやります。
相手をしないと教材には見向きもせずに他の遊びを始めます。
どんなに良い教材でも音声だけを聞かせるだけでは、子供は物足りなくなってきます。
これが対話ができる生身の先生のレッスンとの一番の違いを感じました。
テキストとタッチペンを与えれば、5歳の息子が自主的に英単語を覚えてくれるのは幻想でした。
やはり、親も一緒に参加して遊ばせながら学習しないと我が家の場合は無理です。
私の場合は子供が自主的に英単語を覚えてくれなかったので、当初期待した自主的に覚えてくれる教材とは違いました。
結局、宿題をみる手間がかかるのと同じぐらい「アルクのえいご絵じてん」で子供に教えるのは時間を取られます。
もう少し成長すれば、一人で使えるなど状況は変わってくるかもしれません。
しかし、5歳ぐらいの年齢では、英語の教育は、親も参加して手間をかけないと子供は伸びないと改めて感じた体験でした。
我が家は、母親の私が脱落しましたが、もし私が一緒に歌を歌ったり、会話を楽しめる親であれば、息子はもっと英単語を覚えたと思います。
【アルクのえいご絵じてん】を使うメリットと向いている人
この教材は使う目的によっては、向き不向きがあります。
我が子供に向いているかどうかだけでなく、子供に英語を教える側になる親との相性も大切です。
以下、使うメリットと向いている人の特徴をまとめました。
辞書として12歳頃まで長く使える
このアルクの「えいご絵じてん」は、4歳から12歳ごろまで長く使えます。
辞書として手元に置いておけば良いタイプの教材です。
コンテンツも充実しているので、興味を持ち英単語を覚えられる子供であれば、英語力アップには役立ちます。
この教材の購入に向いているのは、子供と一緒に英語学習したい親です。
音楽や豊かなイラストなど内容は楽しめるので、価格以上の価値があります。
英語学習の補助教材として使うと効果が上がります。
児童英語講師を目指す人の参考教材として役立つ
今回私がおすすめしたい人は、児童英語講師を目指す人です。
子供に英単語を教える時にとても役立ちます。
英語講師は、日常生活で使われるあらゆる英単語を網羅している必要があります。
2000語の単語をどのシーンで使うか?
どのように子供に教えれば良いか?
適切な単語を楽しみながら子供に英単語を教える時の参考になります。
特に文化、数や形は音声のタッチペンを使用しなくても教え方の参考に使えそうです。
上手に子供に興味を持たせることができれば、子供の意欲や自信にもつながります。
また、子供と一緒に日常会話で出てくる単語を覚えたい親にもぜひおすすめしたいです。
★児童英語教師と資格取得を目指す人は実績NO1のアルクがおすすめ>>>アルク体験談【小学校英語指導者資格認定 +児童英語教師養成】評判と口コミを検証
頼れる子供の英語の辞書として長く活用できます!